五十音メモリアル用語 ふーちゃん

ふーちゃん   <フウ・チャン>

 

宝童稲荷裏に住まう銀座四丁目の地域猫

本名 ふで

二〇〇五年生まれ 二〇十六年没

初期五十音の店内で睡眠をとりながら

兄弟猫と共に育つ。

白地に真ん中分け黒髪風模様、

長い尻尾が真っ黒なため

ふで(筆)と名付けられた。

食事、住居ともに近隣の人々に手厚く用意され

人々の膝の上で甘えたり

取材カメラの前でポージングするなど

見事な愛嬌術を駆使。

平成の地域猫の理想モデルとも言われた。

地域猫のマナーにのっとり、

避妊手術済み。

残念ながら

この血統はこの代で終了している。

前日までいつものように食事も摂り、

やすらかな姿で旅立って行った。

 

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五十音用語解説 タコ猫さん

  タコ猫さん <タコ・ネコ・サン>

 

山形県米沢の郷土玩具・さがら人形のうち、

頭上にたこを乗せた猫の土人形。

五十音店内ではタコ猫さんの愛称で親しまれる。

さがら人形の由来は安永、上杉鷹山公時代にまで遡る。

藩財政立直しのため相良清左衛門が

陶器製造技術の習得と開窯したことを

初代とし、生活雑器のみならず

気品ある土人形を得意としたことに始まる。

現在は八代目を数える。

愛らしい造形は

見るものをなごませるが

のみならず

数々の厄落しの逸話をもつ。

その不思議な体験は五十音店主にも顕れたという。

 

五十音に納められるタコ猫さんは

特別に鉛筆の模様を有する。

文房具に関わる祈願を有する証として

通の評価が高い。

 

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五十音用語解説 不定休/FKISOK

不定休 <フ テイキュウ>

FKISOK <フキソク>

 

不定休は五十音の営業形態のこと。

特定の休みなどを定めず、営業時間にも規則性がないため

不自由この上ないと認識されているが

事前の予約等を利用すると、

深夜や早朝の利用も可能であるため

それをよしとする声もごくわずかであるが

聞かれるという。

大手検索エンジンの用意した店舗情報枠にも

あてはめることができず、

正確な営業情報はググっても入手できない。

 

フキソクは、フリスクのケースシールの

パロディデザインとして

不規則休業に見舞われた買い物客に

振舞うために一時期製作された。

が、パロディ内容がわかりにくかったため、

あまり人気が出ず

平成二十一年に廃止。

 

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読者のお便りから

長年、万年筆を愛用している。五十音でヴィーナス万年筆を扱い出したという話を聞き、見学をしてきたが、これは一体どういう了見であろう?
まず、キャップはネジでもはめ込みでもない。数週間はドライアップしない実績がある、というが、私は数ヶ月放置することもある。そんな時、ペン先が乾いている可能性があるということか。やりきれない。
また、私はさまざまなインク色を愛でたいのである。
なのにカートリッジ推奨とは
なんと不埒なことであるか。
愛好家の心理をまったくわかっていない!
たとえコンバーターが装填できたとて
この特徴である首軸が同素材、ということが
邪魔をして存分にインクを吸いあげることができない。
ここには万年筆の醍醐味がないのだ。
問題はまだある。
ペン先はボック社の14金。
なるほど、国内万年筆メーカーにビジネスを
もちかけることもできない
弱小企画とあっては
入手方法はそのくらいしかなかろう。
また、乏しい資金力では
オリジナル作成など論外のはずだ。
受注販売ということは
ひとつひとつ作り上げているのだろう。
高級ブランドのように
ひとつのテーマやコンセプトによるロット生産ができないのであるから
なんともあわれなものである。
機能だけをみれば
廉価でも優秀な万年筆など
世の中には山のようにある。
そしてもっと高級・高価なブランド万年筆という選択肢もあるわけだから、
かようなファッション万年筆に手をだすのは
よほどの数奇者であり
よい趣味の持ち主に違いない。
そして、これほど馬鹿馬鹿しい万年筆に手を出すくらいなら
3分の1の値段で入手できる
同じ素材と同じ技術を駆使した
万年筆風補助軸を所有したほうが
賢明である。
粋人であるほど
もの珍しさでうっかり注文をしてしまう危険が高いので、
善良なる愛好家が
その毒牙にかからんことを祈るばかりである。
(長野県  A・O 57歳)
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五十音用語解説 ヴィニャス

ヴィニャス <ヴィ・ニャス>

 

ニ千十五年に発表された

万年筆風補助軸の風貌をもつ
ファッション万年筆。
完全受注生産。
製作名義は東京小猫商会。
アセチロイドボディで、
首軸も同素材であることから、
コンバータの利用に不向き、など
本来の万年筆の楽しみを
無視したつくりとなっている。
その為、そんな万年筆よりも
3分の一の値段の同素材の
万年筆風補助軸を所有する方が
気が利いている、との声も高い。
ヴィニャスの名称
(発売当時ビーナスであった)は
姿の美しさになぞらえたものではなく、
東京小猫商会謹製から、とか
五十音での禁制から、など
駄洒落由来の
諸説がささやかれている。
 
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バンコ・アーカイブデザインミュージアム

二千十五年、四日市市

内田鋼一私設美術館として開館した。

企画の内田鋼一は銀座ペンシルミュジアムの館長。

四日市市地場産業として知られる焼き物 万古焼

耐熱性や日常使いの道具として発達してきた過程特有の

意匠のおもしろさや在り方を紐解く美術館。

バンコ・アーカイブデザインミュージアムの開館に先駆け、

旧五十音から銀座ペンシルミュジアムへの

改装が行われたため、旧五十音の遺物数点が

このバンコ・アーカイブデザインミュージアムに

移設された。

館内では、その健在ぶりを見ることができる。

 

 

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五十音用語解説 ジュラキ

ジュラキ <ジュラ・キ>

 

万年筆風補助軸の二千十五年の特別色の名称。

胴軸素材はエボナイト、金属部分は真鍮。

深緑を基調としたしっとりとした配色から

うっそうとしたシダのジャングルを

イメージした愛称。

この調色は再現ができないことから

絶滅種と認定されている。

販売は胴軸、キャップとも同色だが、

愛好家によっては、

黒色のものとの差し替え、

コンビネーションを

楽しんでいる。

 

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http://gojuon.flaggy.jp