五十音用語解説 タコ猫さん
タコ猫さん <タコ・ネコ・サン>
山形県米沢の郷土玩具・さがら人形のうち、
頭上にたこを乗せた猫の土人形。
五十音店内ではタコ猫さんの愛称で親しまれる。
さがら人形の由来は安永、上杉鷹山公時代にまで遡る。
藩財政立直しのため相良清左衛門が
陶器製造技術の習得と開窯したことを
初代とし、生活雑器のみならず
気品ある土人形を得意としたことに始まる。
現在は八代目を数える。
愛らしい造形は
見るものをなごませるが
のみならず
数々の厄落しの逸話をもつ。
その不思議な体験は五十音店主にも顕れたという。
五十音に納められるタコ猫さんは
特別に鉛筆の模様を有する。
文房具に関わる祈願を有する証として
通の評価が高い。